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空手家 遠山 将平 さん

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   空手家 遠山 将平 さん  

 

【プロフィール】

遠山 将平 さん

1991年11月2日生まれ長崎県出身。おかやま山陽高校から帝京大学に進学。 大学時代は、空手部主将としてプレー。卒業後、NPO法人 日本空手松涛連盟にて 空手指導者として従事しながら海外の試合でもプレーを重ね、現在はカンボジアで ナショナルチームの指導者として活動する。  

目次

空手との出会い

空手を始めたきっかけを教えてください。

空手は4歳の頃から始めました。元々空手をやっていた父の影響もあるのですが、 自分が幼稚園の頃、気が弱かったということもあり、空手に興味を抱きました。 習っていた道場がとても強かったので、たくさん経験を積んで、試合に出て、 プレーすることが楽しくなっていきましたね。

中高学生時代は、部活動でプレーされていたのですか?

ほとんどの中学校では空手部はなくて、自分が中学2年の時に校長先生に頼んで空手部を作って、仲間と道場で練習して、練習がない日は学校で走ったりしていましたね。大会で結果を残していたこともあり、中学生の頃から、おかやま山陽高校から声をかけてくださっていて、自分としてもこの高校に憧れを持っていたので、進学することを決めました。

帝京大学に進学した理由を教えてください。

高校に進学しても変わらず、空手が好きで打ち込んでいました。自分は身長が高くない方なのですが、同じくらいの身長で全日本チャンピオンにもなった(山陽高校の)先輩が帝京大学に在籍していて、「帝京に行けばこの人みたいになれるかな」という憧れを抱いました。練習が厳しいことは分かっていたけど、それでも帝京大学でプレーしたい気持ちがあったので進学することを決めました。

指導者の道へ

大学卒業後の進路を教えてください。

大学卒業してからそのまま、現役でプレーしながら指導者としても活動したい想いがあったのですが、当時は現役で空手をプレーするのは中々難しくて、(空手の)実業団もいくつかあったものの、そこで仕事もしつつ空手もしつつという形だったので、大学卒業した翌年の長崎国体まで、空手を続けて、その後は地元・長崎で公務員になろうかとも考えていました。でも、やっぱり空手にずっと触れていたいという想いが強かったので、(自分の)師範に頼んで、帝京大学のコーチとして指導者の練習しました。

カンボジアへ

カンボジアで活動することになったきっかけを教えてください。

2年に1度行われる東南アジアのオリンピックのような大会があって、自分は日本人なので出場経験はないのですが、2023年にこの大会がカンボジアで開催することが決まっていて、カンボジアはまだこの大会でメダルを獲ったことがないので、海外からコーチを呼ぼうとなった時に、所属していたNPO法人 日本空手松涛連盟に このお話がきて、ナショナルチームの指導は自分の経験にもなるし、今まで何も 知らなかったカンボジアに渡ることを決めました。今は、2022年のアジア大会に向けて、生徒とコミュニケーションを取りながら指導しています。

カンボジアで空手を教える際に大切にしていることを教えてください。

やっぱり生徒を自立させることです。人によってそれぞれ成功の仕方や努力の仕方は違うと思うので、自分が教えてその通りにやらせるだけでは意味がないし、自分がいる前でしかやらなくなるので、生徒に考えさせること、そして、人と人との触れ合いなので、コーチと生徒という関係というよりも人間と人間の関わりなので、 そういうことを大切に指導しています。

実際にカンボジアに住んでみてどうですか?

カンボジアは料理が美味しいですね。大人数でご飯に行っても日本より安いし、カンボジアの人達はフレンドリーなので、日本人でも歓迎してくれます。 普段の生活では気になるところもないのですが、仕事面で言うと、カンボジアに日本の空手文化を普及しに来ているのではなく、ナショナルチームのコーチとして生徒にメダルを獲ってもらう為に来ていることを考えると、日本とカンボジアの空手への意識の違いは目に見えますね。ナショナルチームといっても、カンボジア国内で空手を少し触れていた子達が所属するチームなので、自分がチームに入った当初は、そこの意識の部分は気になりました。でも、カンボジア人は素直なので、自分が言うことに対して理解してくれるところは凄く可愛いですね (笑)

今後の展望

最後に今後の展望について教えてください。

カンボジアの空手について言うと、今の生徒達には本気で情熱を注いで(空手を) 教えているので、自分が関わることで、生徒達が空手に対してもっと興味を持って くれたらなと思っています。また、自分がカンボジアに来た当初は、生徒達も技術を持っているわけではなかったのですが、だんだん上手くなっていったので、今カンボジアの中では、今一番技術があるって思っています。生徒達が今までやってきた空手と自分が教えた空手は全然違うと思うので、生徒達が選手として空手を辞めても、カンボジアの(空手の)コーチとして活動してくれたらとても嬉しいですね。 今後、日本に帰ってからは、100カ国以上ある自分の所属している団体の支部で勉強して、いずれは支部を自分で作って、道場をかまえたいですね。